研究課題/領域番号 |
18K09517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
笹野 泰之 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30196191)
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研究分担者 |
鈴木 治 東北大学, 歯学研究科, 教授 (60374948)
矢尾 育子 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 准教授 (60399681)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | MMP-2欠損マウス / 骨 / 石灰化 / マイクロX線CT / エネルギー分散型X線分析 / 基質タンパク / 軟骨 / 象牙質 / 質量顕微鏡 / 硬組織 / MMP-2欠損マウス |
研究成果の概要 |
硬組織の石灰化に際しMMP-2で分解される石灰化制御基質タンパクの存在を想定し、探索することを当初の目的とした。MMP-2欠損における骨の石灰化低下の背景を理解するために、最初に、MMP-2欠損に伴う骨のミネラルを構成するカルシウム及びリンと有機質の構成元素である炭素の濃度変動を検討することとした。生後7週齢を中心に、MMP-2欠損マウスおよび野生型マウスの脛骨をマイクロX線CTおよび分析走査電子顕微鏡で解析し、また組織学的に検討した。脛骨の皮質骨の骨密度はMMP-2欠損マウスで野生型マウスより低かった。一方、野生型とMMP-2欠損の間で構成元素濃度や組織学的所見には違いが認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MMP-2等の細胞外基質タンパク分解酵素が骨の石灰化に役割を担うことは想定されてきたが、ミネラルにおける元素の構成にどのように影響するかは不明である。本研究ではMMP-2欠損で7週齢の段階のマウスでは骨密度が低下することを確認した一方で、カルシウムとリンの濃度が変化しないことを示した。本研究の結果はMMP-2による骨ミネラルの元素構成に対する制御に関する研究に繋がることが期待され、意義深いと考える。
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