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発生工学的トレーシングを用いた脳内の味覚機能地図の構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K09519
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

杉田 誠  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (50235884)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード味覚 / 情動 / 味覚誘発行動 / ニューロン
研究成果の概要

異なる味細胞で感知される苦味と甘味の情報はいかに脳内に伝わり識別され、対照的な行動・情動応答が惹起されるか、それらの神経機構を解明することを目的とした。苦味もしくは甘味を感知する味細胞にトレーサー(WGA-DsRed)を発現するマウスを用い、苦味もしくは甘味受容味細胞から移行したトレーサーにより標識される苦味経路ニューロンと甘味経路ニューロンの脳内局在を比較した。本研究ではさらに、可視化された苦味経路ニューロンの細胞機能(ニューロン種・シナプス伝達機構・各種刺激反応性)を解明した。そして味覚経路ニューロンの脳内局在と細胞機能がともに表出される脳内味覚機能地図の構築を進めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

味覚経路を発生工学的トレーシングを用い標識することにより、初めて苦味経路ニューロンもしくは甘味経路ニューロンを可視化限定して、苦味もしくは甘味経路ニューロンのみの細胞機能を解析することができる。苦味・甘味経路ニューロンのニューロン種やシナプス伝達機構の解明を基にして、特定の苦味・甘味経路ニューロンに選択的に作用する薬剤を選出もしくは開発することが可能となる。それにより特定の苦味・甘味経路ニューロンを標的として、味覚異常、味覚識別障害、味覚誘発行動の異常、情動障害、拒食・過食への新しい治療法を創出する道を開く。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 発生工学的トレーシングを基盤とした橋結合腕傍核の苦味経路ニューロンの機能同定2020

    • 著者名/発表者名
      杉田 誠
    • 学会等名
      第62回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] カルバコールにより誘発される顎下腺水分泌の細胞外グルコース濃度依存性2019

    • 著者名/発表者名
      杉田 誠、北川道憲
    • 学会等名
      第61回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Information processing in brainstem bitter taste-relaying neurons2019

    • 著者名/発表者名
      Makoto Sugita, Kuniyo Yamamoto
    • 学会等名
      9th FAOPS Congress
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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