研究課題/領域番号 |
18K09525
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
|
研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
瀬田 祐司 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (90291616)
|
研究分担者 |
豊野 孝 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10311929)
中富 満城 産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (10571771)
小野 堅太郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40316154)
片岡 真司 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (80364149)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 味蕾 / オルガノイド / 転写因子 / 発生・分化 / 成長因子 |
研究成果の概要 |
味覚は生物にとって、生体の恒常性維持に重要な役割を演じている感覚であり、味覚は口腔や咽頭に散在する味蕾と呼ばれる感覚器において受容されている。1つの味蕾は50から100個の細胞によって構成されていて、味蕾を構成する細胞は微細構造的に4種類の細胞に分類されている。周囲の舌上皮細胞から味蕾細胞への分化制御機構については、未だに解明されていない。本研究では、遺伝子改変マウス及びオルガノイドを使用して、味蕾細胞の分化について転写因子の機能を中心に検索を行った。その結果、転写因子Mash1を発現している細胞は、味蕾のⅢ型細胞だけなく、一部のⅡ型細胞にも分化する事が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの我々の研究で、味蕾細胞の分化には神経細胞の分化に関わる転写因子が関与していることが示唆してきた(Seta et al., 1999,2011)。しかしながら、有郭乳頭上皮から味蕾細胞への分化の制御機構・特に味蕾内の各細胞型への分化・運命決定に関わる内的因子・外的因子の影響については、不明な点が多く、味蕾の各細胞型の細胞生物学特性を検索するために解明すべき点が多く残されている。本研究で、味蕾細胞の分化制御機構が明らかになれば、味覚異常などの疾患の原因究明並びに治療法の開発に寄与することが期待することができる。
|