研究課題/領域番号 |
18K09537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
柳本 惣市 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (10315260)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 口腔癌 / 遠隔転移 / エクソソーム / microRNA / 口腔がん |
研究成果の概要 |
口腔癌の遠隔転移に関与するエクソソーム由来microRNAの特定を行った結果,高浸潤口腔癌細胞を分離培養でき,それぞれの細胞培養上清よりエクソソームを単離することができた。また,元細胞をコントロールとしてアレイ解析で網羅的に解析した結果,データベースを参考に3つの細胞に共通して変化する2つのmiR-Xを特定できた。口腔癌患者の末梢血および唾液を用いた検討を行ったところ,特定されたmiR-Xの発現はいずれもみられなかった。本結果から,口腔癌遠隔転移に関与するであろう浸潤能について,癌細胞エクソソーム由来の2つのmiR-Xが重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遠隔転移制御を目的とした治療戦略において,口腔癌遠隔転移に高播種性腫瘍細胞エクソソーム由来のmicroRNAが重要な役割を担っていることを明らかにすることができた。さらに実臨床において,血液や唾液を用いて解析することが可能となれば,効率的な治療標的分子シーズをより容易に探索でき,将来的にもリアルタイムで口腔癌患者の病態をモリタリングすることが可能となり,生存率改善へとつながる。
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