研究課題/領域番号 |
18K09538
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
佐藤 慎太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50304910)
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研究分担者 |
江崎 伸一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (20620983)
中山 明峰 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (30278337)
川北 大介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70584506)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 低酸素環境 / 口腔癌 / 空気曝露 / 睡眠時無呼吸 / 三次元培養 / 唾液腺疾患 / 口腔咽頭湿潤環境 / 空気暴露 / 低酸素誘導因子 / 細胞増殖 / 頭頸部癌 |
研究実績の概要 |
低酸素状態の口腔癌の研究にあたり、まずは正常組織における低酸素環境の解析が必要と考え、in vivoにおけるヒト口腔咽頭領域の低酸素環境として正常組織における睡眠時無呼吸、あるいは口腔咽頭領域の環境に大きな影響を及ぼす唾液腺疾患の臨床的解析が必要と考えそれらについて検討し2022年度は学会にて発表を行ってきた。今年度の補助金は、主に上記の学会発表での必要経費に当てられた。 1.2022年5月の日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(於:神戸市)において、睡眠時無呼吸に関する以下の演題の筆頭演者として発表を行った。なお、この発表を遂行するにあたって、補助金を旅費等に使用した。『当科におけるsuture techniqueによる閉塞性睡眠時無呼吸に対する咽頭手術』2.2019年6月の日本睡眠学会学術集会(於:京都市)において、睡眠時無呼吸に関する以下の演題の筆頭演者もしくは共同演者として発表を行った。なお、この発表を遂行するにあたって、補助金を旅費等に使用した。『高度肥満を伴う重症閉塞性睡眠時無呼吸に対して、集学的治療によりCPAP離脱に成功した症例』『鼻腔通気度検査による睡眠時無呼吸用口腔内装置の効果予測の検討』『口蓋扁桃摘出術の睡眠への影響』『小児の閉塞性睡眠時無呼吸症の年齢別重症度と肥満の検討』『OSA重症度と体位依存、REM依存の関係』3.2022年9月の日本口腔咽頭科学会(於:倉敷市)において、睡眠時無呼吸に関する以下の演題の筆頭演者もしくは共同演者として発表を行った。なお、この発表を遂行するにあたって、補助金を旅費等に使用した。『閉塞性睡眠時無呼吸に対する咽頭手術の術後3年以降の睡眠ポリグラフ検査結果の検討』『口蓋扁桃摘出術が睡眠に及ぼす影響』 これらの研究により口腔咽頭領域の低酸素環境下でもたらされる病態に理解が深まった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前述のように当初の癌細胞株の培養による実験の前段階として正常組織における低酸素環境の解析が必要と判断した。そのため、ヒト口腔咽頭領域の低酸素環境を解析にするにあたり、in vivoの正常組織における低酸素環境を来す状態として睡眠時無呼吸が想定された。そのため、睡眠時無呼吸の臨床的解析が必要と考えそれらについて検討しているところである。今年度からは、非癌組織における低酸素環境の評価のため、睡眠時無呼吸症例の摘出扁桃組織の組織学的検討を行う予定である。 in vitroの実験をその後に行うことになったため、進捗にやや遅れがみられる
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今後の研究の推進方策 |
引き続き正常組織における低酸素環境の解析を行う予定であり、睡眠時無呼吸症例における組織学的検討、特に今回の研究のテーマの柱であるHIF-1α発現を中心に検討を行う予定である。また、令和5年度はマウスを用いた低酸素環境下の癌のモデルを用いた実験を計画している。
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