研究課題/領域番号 |
18K09551
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
山田 慎一 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 准教授 (50380853)
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研究分担者 |
栗田 浩 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (10273103)
大倉 正也 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (10281130)
柳本 惣市 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (10315260)
長谷川 巧実 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (50546497)
太田 嘉英 東海大学, 医学部, 教授 (60233152)
梅田 正博 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (60301280)
桐田 忠昭 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70201465)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / 頸部リンパ節転移 / 被膜外浸潤 / PD-LI / 頸部リンパ節 / PD-L1 / リンパ節転移 / 口腔癌 / 進展度分類 / 進展メカニズム |
研究成果の概要 |
口腔癌の臨床病理学的研究ならびに周術口腔機能管理等の医科歯科連携の研究を行った。口腔扁平上皮癌におけるminor risk factorの検討では、腫瘍の浸潤様式と神経浸潤が予後に影響し、minor risk factorを2個以上有する症例では有意に予後不良であり術後補助療法の適応となることを明らかにした。また、口腔癌における下顎骨浸潤を予測するバイオマーカーとして浸潤様式や下顎骨と腫瘍の摂食部位でのα-SMAの発現が下顎骨浸潤を予測するバイオマーカーとなる可能性を明らかにした。頸部リンパ節の被膜外浸潤部におけるPD-L1の発現を免疫組織k学的に検討し、被膜外浸潤の進展度との関連を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌治療において、再発のmajor risk factorに対しては術後補助化学療法として化学小線療法の適応が推奨されている。しかしながらmoinor risk factorの臨床的意義については議論の余地がある。これらの臨床的意義を明らかにしたことは術後補助療法の適応の決定に寄与する。同様に下顎骨浸潤のバイオマーカーも切除断端決定に寄与するものである。頸部リンパ節の被膜外浸潤の進展度とPD-L1の発現との関連を明らかにすることで、被膜外浸潤の進展メカニズムの解明、免疫チェックポイント阻害剤の適応などが明らかになるものである。
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