研究課題/領域番号 |
18K09553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 広島大学 (2019-2020) 鹿児島大学 (2018) |
研究代表者 |
松尾 美樹 広島大学, 医系科学研究科(歯), 准教授 (20527048)
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研究分担者 |
大貝 悠一 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (40511259)
小松澤 均 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (90253088)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 多剤耐性菌 / 黄色ブドウ球菌 / バクテリオシン / 二成分制御系 / 薬剤耐性 / 口腔 / ゲノムシーケンス / 口腔定着阻害 / 天然由来成分 |
研究成果の概要 |
本研究で黄色ブドウ球菌 (Sa)への抗菌活性を検証した結果、皮膚分離Staphylococcus epidermidis (Se)については新規を含む3株、口腔分離Streptococcus mutans (Sm)については複数の菌株が候補として挙がった。Seについてはゲノム解析から抗菌効果を有する因子は、細菌が産生する抗菌物質バクテリオシンであることが明らかとなった。Smは、ゲノム解析から得られたデータを元に系統樹を作成し、各バクテリオシンならびに血清型分布状況の比較や各細菌に対する抗菌活性を網羅的に検証した結果、Smのバクテリオシンが細菌叢形成に影響を与えることが示唆された(論文投稿中)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で、誤嚥性肺炎や化膿性疾患等の重篤な疾病を惹起する口腔黄色ブドウ球菌の中でも多剤耐性黄色ブドウ球菌の口腔内定着阻害を目的としたプレバイオティクス因子をヒトに常在する細菌から見出した。口腔から分離した黄色ブドウ球菌に有効な天然由来の新規プレバイオティクス因子発見とその抗菌作用機序解明による薬剤耐性化有無を評価することが可能になると予測される。本研究から得られた結果は、多剤耐性黄色ブドウ球菌を口腔から排除することで、臨床の現場で問題となっている術中の敗血症や高齢者における誤嚥性肺炎などの予防への貢献が期待できると考える。
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