研究課題/領域番号 |
18K09560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
高橋 幸裕 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (00281436)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 口腔レンサ球菌 / アドヘジン / 多様性 / バイオフィルム / 病原因子 / デンタルプラーク / 感染性心内膜炎 |
研究成果の概要 |
我々は、う蝕と歯周病、さらには感染性心内膜炎など歯性感染症の原因となる口腔バイオフィルム(デンタルプラーク)形成の初期に歯に付着する口腔レンサ球菌のHsaアドヘジン(付着因子)を同定した。この研究の目的は、Hsaを含むこれらアドヘジンの多様性を解明することである。ヒト口腔サンプルから190株の口腔レンサ球菌を分離し解析した結果、Hsaの非繰り返し領域(NR2)は、赤血球凝集活性に何らかの関連があること、Streptococcus gorodonii と同定された株でHsaと類似のタンパク質が存在する可能性が高いこと、NR2領域の推定アミノ酸配列は他の領域に比べて多様であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔レンサ球菌は、う蝕と歯周病、さらには感染性心内膜炎など歯性感染症の原因となる口腔バイオフィルム(デンタルプラーク)の初期形成に関与しているため、この研究のような付着因子の多様性の解明は、初期口腔バイオフィルム形成に関わる分子間結合様式の解明に寄与し、新たなプラークコントロール法の開発およびデンタルプラークをサンプルとした口腔バイオフィルム形成能および感染性心内膜炎病原性を評価する手段として臨床応用できる可能性を示すことができる。
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