研究課題/領域番号 |
18K09571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 (2021-2022) 東京医科歯科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
保坂 啓一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (80451946)
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研究分担者 |
中島 正俊 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 講師 (50272604)
林 樹莉 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (60803187)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯質接着 / 非破壊イメージング / テラヘルツパルス / コンポジットレジン / 低侵襲接着治療 / テラヘルツ時間領域分光法 / 非破壊観察 / 歯硬組織接着 / 接着性レジン / 生体接着性材料 / イメージング / 接着破壊 / 間接法修復 / 象牙質 / エナメル質 / 接着修復 / テラヘルツ波 / 接着歯学 / テラヘルツ(THz)波 / 歯質接着性レジン / MID |
研究成果の概要 |
近年の歯科医学研究は、非破壊イメージングを活用し、むし歯の診断と歯質接着メカニズムの理解を進化させている。むし歯の世界的な流行を考えると、低侵襲で機能と審美を再建する,高度な歯質接着材と接着技術を用いた接着歯学研究は重要である。本研究は、さらなる低侵襲接着歯科治療の進展を目指し、接着修復治療に特化したテラヘルツパルス時間領域分光法(THZ-TDS)による非破壊内部イメージング技法を見出し、また同時にハイドロキシアパタイトとの相互作用など歯科用接着材における新たな知見を得た。これらの成果は、新しい診断方法の開発や、より効果的で効率的な接着修復治療手法の提供に寄与する可能性を示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、非放射線歯科画像技術である,テラヘルツ(THz)パルスイメージング技術を活用し、初期齲蝕の早期検出や接着修復物の非破壊診断の可能性が明らかになった。歯質とレジンコンポジットの接着界面を探求することで接着歯科治療に対する理解を深める新たな道を開いた。このことは,歯科医師が接着接合面の完全性を侵襲的手段に頼らずに評価できるようになることを意味し、歯科治療のアウトカムの改善と患者ケアの水準の向上が見込まれ、歯科治療の質と患者の生活の質の向上に貢献する可能性が示唆される。
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