研究課題/領域番号 |
18K09585
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
石黒 一美 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (20508486)
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研究分担者 |
村樫 悦子 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (40409222)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 低出力レーザー(LLL) / Nd:YAGレーザー / 不死化ヒト線維芽細胞 / 不死化ヒト歯肉上皮細胞 / マイクロアレイ / qRT-PCR / 遺伝子発現 / 機能解析 / Nd:YAG レーザー / 低出力反応レベルレーザー療法 / ヒト歯肉線維芽細胞 / 遺伝子発現変動 / Gene Ontology / 生物学的プロセス / タンパク質相互作用 / 低出力レーザー治療 / LLLT / 歯周組織 / 歯肉線維芽細胞 / バイオインフォマティクス解析 / レーザー / 光生物学的反応 / バイオインフォマティクス |
研究成果の概要 |
低出力レーザー照射(LLL)によるヒト線維芽細胞(HGF)とヒト歯肉上皮細胞(HGK)の遺伝子発現への影響を検討した.LLL照射後のHGFのマイクロアレイデータから機能解析で,defense response(DR)のCXCL8,NFKB1,NFKB1A,STAT1は他のDRとの反応をつなぐ遺伝子であった.また,qRT-PCRの結果,同様の発現変動傾向がみられた.次に,LLL照射後のHGKの遺伝子の発現をqRT-PCRで検討した結果,EGFRとTGF-αで有意な発現増加がみられた.本研究結果から,HGFとHGKの両方でLLL照射が創傷治癒に関わる遺伝子の発現と機能に関与することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周組織の創傷治癒促進するため,レーザー光の光生物学的活性反応による低反応レベルレーザー治療(LLLT)が行われているが,レーザー光のような光刺激により細胞が賦活化,細胞増殖が亢進し,創傷治癒が促進する分子機構は未だに解明されていない.本研究では,歯周組織由来不死化ヒト細胞に対しLLLTを想定したレーザー照射を行い,cDNAマイクロアレイとバイオインフォマティクスによる遺伝子発現解析と機能解析を行うことで,低出力レーザー照射が細胞に与える未知のメカニズムの解明と臨床で実践する上でのエビデンスを構築する一助となった.
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