研究課題/領域番号 |
18K09604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
川上 克子 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (00423145)
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研究分担者 |
白方 良典 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (60359982)
中村 利明 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (60381183)
野口 和行 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (90218298)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | BMP-9 / MTA / 直接覆髄 / 象牙質再生 |
研究成果の概要 |
ヘマトキシリンエオジン染色を行った薄灰薄切標本での歯髄・象牙質の治癒像の組織学的評価を行った結果、ネガティブコントロール群においては歯髄の溶解や委縮が認められ、デンティンブリッジは観察できなかった。MTA群ではデンティンブリッジが観察できたが、一部の試料においてデンティンブリッジに欠陥が認められた。一方でMTA+BMP-9群では厚く、欠陥のない石灰化物が確認できた。 よって、MTAとBMP-9を併用することによって確実なデンティンブリッジを誘導できる可能性が示唆された。今後、適正濃度の決定などの検索が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は露髄面に直接覆髄剤と細胞刺激因子を 用いることによって組織再生工学的アプローチにより象牙質を再生させ、露髄面を象牙質で封鎖することを目的とした。ビーグル犬においてシグナル因子としてBMPの中で最も高い骨分化誘導能・石灰可能を有することが明らかとなったBMP-9 、その担体としてMTA を用いた。組織標本の解析の結果、MTA群では一部の試料においてデンティンブリッジは形成されたものの欠陥が認められた。MTA+BMP-9群では比較して厚く、欠陥のない石灰化物が確認できた。本研究の結果から、MTAとBMP-9を併用することによって確実なデンティンブリッジを誘導できる可能性が示唆された。
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