研究課題/領域番号 |
18K09620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
中村 利明 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (60381183)
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研究分担者 |
長谷川 梢 (中村梢) 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (00404492)
白方 良典 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (60359982)
江部 由佳梨 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 歯科衛生士 (30790266)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 歯周組織再生 / BMP-9 / 骨再生 |
研究成果の概要 |
本研究より下記が示された。(1)骨芽細胞においてBMP-9は直接的にGSK3βのリン酸化を誘導すること(2)Low‐intensity pulsed ultrasound (LIPUS) はヒト歯根膜由来線維芽細胞(hPDLFs)においてBMP-9誘導性骨芽細胞様分化を促進すること(3)炎症環境下(IL-1β存在下)においてhPDLFsのBMP-9誘導性骨芽細胞様分化は抑制され、これには一部Activin-Follistatin系がネガティブフィードバック機構として関与している可能性が示唆されたこと(4)ビーグル犬2壁性骨内欠損モデルにおいてBMP-9の歯周組織再生傾向が認められたこと
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、BMP-9による歯周組織細胞の分化制御メカニズムの一端が示された。BMP-9は結合する受容体やシグナル伝達経路、抑制機構などにおいてBMP-2と異なる特徴を多く持ちながら、強力な骨芽細胞への分化能、骨誘導能を有している。このことからBMP-9はBMP-2と比較してその投与量を低減することによりコスト面や安全性という観点から大きな利点を有していると考えられ、BMP-9の臨床応用に向けたトランスレーショナルリサーチを今後さらに推進していく必要があると考えている。
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