研究課題/領域番号 |
18K09625
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
二宮 禎 日本大学, 歯学部, 准教授 (00360222)
|
研究分担者 |
小出 雅則 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (10367617)
中村 浩彰 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 歯根膜細胞 / LRP1 / 幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 骨組織修復 / 細胞遊走能 / 歯周炎治療 |
研究成果の概要 |
本研究では、骨損傷部位や抜歯窩に動員される間葉系細胞(MSCs)の特徴およびそれらが発現するLow density lipoprotein receptor-related protein 1 (LRP1)の機能的役割について検討した。組織損傷後、早期にMSCsが動員されるのだが、そのMSCsにはLRP1が発現することが明らかにされた。そして、LRP1発現が細胞遊走能に関与し、骨代謝関連遺伝子を調節することが明らかになった。本実験によって、MSCsが発現するLRP1が骨組織損傷部位で、骨形成および骨吸収を調節する可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周炎などによる歯の喪失に対して、どのように歯を再生するかが大きな課題になっている。歯槽骨を再生および維持するためには、歯根膜に存在する細胞機能を解明することが重要である。歯根膜には、幹細胞である歯根膜幹細胞が存在し、この細胞によって、歯槽骨が形成されている。しかしながら、歯根膜幹細胞がどのようにして、歯周組織の環境を維持しているのかが不明であった。本研究によって、歯根膜幹細胞の持つLRP1が骨代謝を調節する可能性が示された。この成果は、歯周病治療薬および歯科矯正の新たな治療法の開発に繋がると考えられる。
|