研究課題/領域番号 |
18K09637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
岡田 正弘 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (70416220)
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研究分担者 |
松本 卓也 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40324793)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 軟組織接着 / 固体接着材 / アパタイト / チタン / 水和 / 吸着 / 無機系生体材料 / ハイドロキシアパタイト / ナノ修飾 / バイオマテリアル / ナノ構造 / 組織接着性 |
研究成果の概要 |
研究代表者らは、リン酸カルシウムの一種であるアパタイトから作製したナノ多孔質体がハイドロゲルや軟組織と含水条件下で接着することを見出した。本研究では、上記の接着現象を理解して応用することを目的に検討を行った。具体的には、組成の異なるリン酸カルシウムを合成し、接着に関連すると考えられるタンパク質および水分子との相互作用を明らかとした。また、ハイドロゲルとの接着強さを定量的に評価し、アパタイトの形態が接着性に与える影響を明らかとした。さらに、金属チタンを用いた検討を行い、同様に軟組織と含水条件下で接着することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、無機材料をベースとした新しい生体組織接着材の創出を目指したものである。無機材料として具体的には、医用材料として用いられるアパタイトやチタンを対象とした。開発した材料の表面性状を定量的に評価し、さらに、生体軟組織との接着現象および相互作用について界面科学的観点から解析した。本研究の成果は、基礎的に接着現象を理解することに繋がるのみならず、さまざまな接着性医療デバイスの開発にも繋がるものである。
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