研究課題/領域番号 |
18K09638
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
藤本 勝巳 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (40294566)
|
研究分担者 |
佐藤 冬樹 静岡県立静岡がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (60400131)
金輪 真佐美 (福永真佐美) 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 助教 (00284208)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 歯髄 / 幹細胞 / 転写因子 / 細胞分化 / 歯髄幹細胞 / MSX1 / MSX2 |
研究成果の概要 |
MSX1,MSX2は歯髄幹細胞において象牙芽細胞/骨芽細胞分化促進、脂肪細胞分化抑制因子として機能していることが示唆された。また、その作用機構を解明するためにMSX1の下流で働く遺伝子群を網羅的に解析した。歯牙損傷刺激によって分泌される炎症性サイトカインTNF-αが歯髄幹細胞におけるMSX1発現を誘導したが、MSX2の発現には影響しなかった。免疫組織化学染色により、象牙質形成が活発な歯根の象牙芽細胞の核にMSX1とMSX2蛋白質が高発現していることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、幹細胞を用いた再生医療が注目されている。その中で、歯髄再生の元になる体性幹細胞である歯髄幹細胞は、その優れた分化能のため再生医療の細胞源として様々な組織(歯髄、骨、神経、血管等)での利用が期待されている。歯髄幹細胞は他の体性幹細胞と比べ象牙芽細胞や神経細胞への分化能が高いなどの特徴を持つが、その分子メカニズムは不明である。転写因子による分化制御メカニズムの解明は、歯髄幹細胞の特徴を明らかにするために重要である。本研究の成果は、将来的に歯髄幹細胞を用いた細胞治療の効果的な利用に役立つと期待される。
|