研究課題/領域番号 |
18K09642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 奥羽大学 |
研究代表者 |
前田 豊信 奥羽大学, 歯学部, 准教授 (10382756)
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研究分担者 |
岡田 英俊 奥羽大学, 歯学部, 教授 (40275623)
加藤 靖正 奥羽大学, 歯学部, 教授 (50214408)
阿部 匡聡 奥羽大学, 歯学部, 講師 (10254872)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | GPR81 / リン / Toll-like receptor / ムチン / 骨形成促進 / α-ヒドロキシ酪酸 / 骨再生 / 細胞分化 / 骨形成 / アミノ酸代謝 |
研究実績の概要 |
2021年度に、私たちが見当をつけた、GPR81とムチン4の相互作用について、検証として、初代培養を含む12種類の細胞を用いて、新たに解析を加えた。その結果、私たちの調査した範囲では、残念ながら、GPR81とムチン4の相互作用は細胞普遍的な反応でないという結果を得てしまった。この理由として、基礎的なMUC4の発現レベルの差異や、HER2遺伝子発現レベルの差異、HER2の変異やスプライシングバリアントの存在等が考えられる。しかし、依然として、その明確な答えは得られていない。 α-ヒドロキシ酪酸をはじめとするGPR81のリガンドを用いて、骨芽細胞に刺激を加えると、カルシウム活性化陰イオンチャンネルをコードしているBestrophinの遺伝子発現量が、有意に増加した。このことが、GPR81リガンドによる石灰化促進機構ではないかと考え、Bestrophin単独の作用を調べる目的で、Bestrophinが石灰化に及ぼす影響の解析を行った。その結果、骨芽細胞の培養系においてBestrophin遺伝子を、一過性に過剰発現させても、骨芽細胞の石灰化に有意な影響を及ぼさなかった。また、前駆脂肪細胞においても、脂肪滴の蓄積には有意な変化を与えなかった。その一方で、リン酸代謝に関与することが知られている、いくつかの遺伝子の発現量を有意に変化させた。この現象について、現在詳細な解析を行っている。このことは、リガンドによるGPR81の刺激は、Bestrophin遺伝子発現の増加と、その他の何らかの因子に作用することで、リン酸の取り込みを増加させ、それが石灰化を促進している可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
GPR81-MUC4の関連について検証するのに、大きく時間を要した。しかし、現在は軌道修正を行い、リン酸代謝関連の解析を進めており、順調に推移している。
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今後の研究の推進方策 |
GPR81とMUC4との関連の調査については、研究期間が予想以上に要することが予想されることから、一度中断をする。その上で、GPR81とBestrophin遺伝子の関連について解析を進めていき、本年度中の計画終了を目指す。
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