研究課題/領域番号 |
18K09647
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
戸田 伊紀 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20197891)
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研究分担者 |
上村 守 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (30351472)
川島 渉 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (60749240)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ウロココラーゲン / ブタコラーゲン / 骨形成 / 骨増生 |
研究実績の概要 |
魚類のウロコから精製されたウロココラーゲンはタイプⅠコラーゲンであり、線維化能や細胞増殖能、さらには骨形成関連細胞の分化促進に優れているとされることから、骨増生時に細胞の増殖が進み、骨形成も進むと予想される。一方、市販され臨床で使用される従来のブタコラーゲンは人獣共通感染症の危険を払拭できないため、これに代わる生体足場材料としてウロココラーゲンは臨床での応用が期待できる。そこでウロココラーゲンの足場材料としての効果を検証するために、実験動物にウロココラーゲンスポンジを用いて実験を行い、その効果を検討した。 令和4年度では、ウロココラーゲンスポンジの骨増生の再確認とマイクロCT撮影装置での解析を継続した。特に、ウロココラーゲンスポンジを市販のブタ由来コラーゲンスポンジと同一条件の足場材料として骨再生への効果を検討した。実験動物のラットに全身麻酔を施して頭蓋冠に直径7ミリの骨欠損を形成し、乾燥ウロココラーゲンスポンジを充填する外科処置を行った。術後4、8週で実験動物を安楽死させ、両側総頸動脈からホルマリン溶液による灌流固定後、実験部位の頭蓋冠部を摘出して標本作製を行った。まず、すべての標本を新マイクロCT撮影装置によって新生骨形成を確認した。さらに3D画像解析ソフトを用いて各群の比較を行った。その結果、術後4週の新生骨量について、ウロココラーゲンはブタコラーゲンと同様に対照と有意差はないものの、術後8週ではブタコラーゲンよりもやや少ないが対照よりも有意に多くなることが判明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策などのため、研究の進行に遅滞が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
市販のブタコラーゲン材料と同様条件のウロココラーゲンを用いて、実験動物の骨欠損に応用し、治癒過程における骨形成について比較検討を再度行う。ウロココラーゲンの生体応用におけるブタコラーゲンとの差異について、特に画像解析を進め、ウロココラーゲンの効果について調査をおこなう。また微細血管構築の変化についても調査を行う予定である。
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