研究課題/領域番号 |
18K09648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
丸田 道人 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (40507802)
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研究分担者 |
荒平 高章 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (30706958)
泉 利雄 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (40248547)
梶本 昇 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (30824213)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨補填材 / 多孔体 / 溶解析出反応 / リン酸三カルシウム / 溶解性 / 炭酸基 / 歯科用石膏 / マグネシウム / 溶解析出 / 人工骨補填材 |
研究成果の概要 |
歯科で使われる半水石膏を出発材料にして、連通気孔構造を持つ多孔体の調整法を明らかにした。通常、石膏を水熱処理するとハイドロキシアパタイトになることが知られているが、本研究では、添加剤を使用することにより準安定相であるベータ型リン酸三カルシウムの析出を安定的にできる手法を確立した。 マグネシウムを添加した石膏多孔体は、マグネシウムの添加量と水熱処理温度を調整することによりベータ型リン酸酸カルシウムへ相変換された。3Dプリンターでテンプレートを作り、石膏の硬化反応を利用して気孔率を調整できる多孔体の開発が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベータ型リン酸三カルシウムは1050℃以上になるとアルファ型リン酸三カルシウムへと相転移(β→α転移)を開始してしまいます。そのため、1050℃より低い温度で焼結させなければならず、焼結密度が低く、強度も小さくなってしまいます。つまり、高温焼結によるベータ型リン酸三カルシウム合成法では内部気孔率(または気孔径)を下げることでしか圧縮強度を向上させることはできません。本研究では低い結晶性を有する完全連通気孔構造を持つ新規ベータ型リン酸三カルシウムの調製法を明らかにした。
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