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栄養摂取の改善を介する義歯の認知症予防効果のエビデンスを探る

研究課題

研究課題/領域番号 18K09650
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関東北大学

研究代表者

坪井 明人  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 非常勤講師 (00241646)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード認知症 / 義歯 / 咬合支持 / 栄養摂取 / コホート / 栄養 / 認知症予防
研究成果の概要

認知症予防の有望な戦略の一つとされる栄養的アプローチの有用性を、口腔内状況を中心として検討をおこなった。具体的には、東北メディカル・メガバンク計画にておける前向きコホート研究に参加した地域一般住民から得られた咬合や義歯使用状況、歯周状態といった歯科データと栄養状態および認知機能に関連する脳の形態変化との相互関係を検討した。
その結果、咬合支持域が少ないと炭水化物の摂取が有意に増加し、タンパク質摂取や不飽和脂肪酸の摂取が減少することがわかった。また、咬合支持域が少ないとBMIや収縮期血圧の上昇といった生理機能の項目の変化も明らかとなった。そしてこれら項目の変化は義歯の使用群では認められなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果、咀嚼困難であるほど栄養摂取に偏りがあることが明らかになり、一方でこの栄養摂取の偏りは義歯使用群ではレスキューされることがわかった。咬合支持域は健康寿命延伸に関与しており義歯による咬合支持域回復は健康寿命延伸に効果的であることが示唆された。2025年(令和7年)には認知症症状を有する高齢者が約780万人に達すると推計されており、本研究成果は認知症発症・予防のための方針として社会的意義を持つことが予想される。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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