研究課題/領域番号 |
18K09657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
金谷 貢 新潟大学, 医歯学系, 講師 (40177499)
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研究分担者 |
木村 勇雄 新潟大学, 自然科学系, 教授 (00169921)
伊藤 圭一 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 准教授 (60389955)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 低エネルギー電子線 / LEB / 歯科切削加工用レジン / CAD/CAMレジン / 接触角 / せん断接着強さ / 濡れ / CAD/CAM / 接着 / 低エネルギー電子線照射 / CAD/CAM用レジン |
研究成果の概要 |
低エネルギー電子線(LEB)照射がCAD/CAM用コンポジットレジンの接着強さにおよぼす影響を調べた。3種類のレジンにLEB照射なしとありを用意した。各レジン表面の横方向からの液滴画像より接触角を求めた。また、銅製円柱をスーパーボンドで各レジンに接着し、37℃蒸留水に24時間浸漬後、せん断試験を行った。 蒸留水接触角はLEBなしが62-72°、LEBありが19-22°で、せん断接着強さはLEBなしが14-23 MPa、LEBありが27-34 MPaであった。接触角、接着強さともに有意差が認められた。LEB照射は外部委託を想定し、照射後50時間以上経過後に実験を行い、有効性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低エネルギー電子線(LEB)照射装置は現時点では高額なため、歯科医院や歯科技工所に照射装置を設置することには無理がある。そこで、LEB照射は外部委託を想定した。LEB照射後のCAD/CAM用コンポジットレジンを宅配・郵送した後に口腔内装着することを想定して、照射後50時間以上経過後に接触角測定や接着操作を行った。接触角およびせん断接着強さの結果ともにLEB照射の有効性が確認された。 以上のように本研究成果はLEB照射装置が近くにない状況でもLEB照射を有効に活用できるという、臨床的な学術的意義を有する。また、現在の運送業を含む社会状況下での有効性を示しているという、社会的意義を有する。
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