研究課題/領域番号 |
18K09666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
田邉 憲昌 岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (60433497)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 下顎運動 / CAD/CAM / 咀嚼運動 / 下顎限界運動 / 歯冠補綴 / クラウン / 咬合器 / CAD/CAM冠 / バーチャル咬合器 / 咀嚼 / 咬合 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,下顎運動経路の違いが,製作されるクラウンの咬合接触に影響を与えるかについてヴァーチャル空間で検証することである.上下顎の印象採得,下顎運動測定装置を用いて偏心運動,ガム咀嚼運動を測定した.これらのデータを基に咬頭嵌合位のみ調整し理想的な咬合接触を付与した①クラウン(Base-Cr),ヴァーチャル半調節咬合器で製作したクラウン(Se-Cr),②生体から採得した偏心運動軌跡を反映したクラウン(Ec-Cr),③咀嚼運動軌跡を反映したクラウン(Ch-Cr)を設計し,比較した結果,顆路の形態や,運動軌跡がクラウン咬合面形態に影響を与えることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クラウン(かぶせもの)の咬合面形態を今回のように下顎運動を反映するような新しい技術を使用して製作することで,来院した時の治療時間の短縮やより機能性の高い,食事のしやすいクラウンを製作することができることが明らかとなった.これは,1本の歯の治療のみならず,多数の歯の治療を同時に行う治療においてより高い効果を発揮することが期待されることから,今後,歯科の臨床において普及していくことが期待される.
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