研究課題/領域番号 |
18K09667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
石田 瞭 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00327933)
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研究分担者 |
川崎 聡大 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (00444654)
杉山 哲也 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (50216347)
大久保 真衣 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (60385218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 摂食嚥下障害 / 摂食意欲 / 認知機能 / NIRS / 咀嚼 / 脳活動 / Oxy-Hb / 食物認知 / 近赤外光イメージング装置(NIRS) / 食物摂取 / 疲労度 / ブロックデザイン実験 / 要介護高齢者 / 脈波計 / 疲労感 / 近赤外光トポグラフィー / 加速度脈波測定器 |
研究成果の概要 |
食べる意欲は本人の意思表示があれば明確だが、要介護高齢者に多い認知症では不明瞭で、食事支援を困難とする一因と考える。本研究は食べる意欲の変化を可視化するために、非侵襲的脳血流モニタ近赤外分光法(NIRS)装置を用いて、食事中の脳血流変化測定を計画した。その際、咀嚼はノイズとなり得るため、咀嚼が脳活動へ与える影響を検討するべく、健康成人15名に対し測定した。 その結果、13名の全てのチャンネルで、咀嚼時と非咀嚼時の脳活動に有意なOxy-Hbの変化を認めた。咀嚼が食事にかかわる脳活動に影響を与えている可能性が考えられ、NIRS測定時に考慮する必要性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
要介護高齢者がその人らしく食べることを支援するうえで、評価者は食べる機能のスクリーニング検査や食事中の観察を通じてアセスメントを実施する。その際、誤嚥予防に目を向けがちであるが、対象者がどのような気持ちで食事を摂取しているか、疲労感や満足度の観点から客観的な情報を得ることは難しい。 本研究は非侵襲的脳血流モニタ近赤外分光法(NIRS)装置を用いて、食事中の脳血流変化をもとに食べる意欲の変化を可視化できるか検討した。測定値は咀嚼の影響を受けることが分かり、いかにその影響を低減するかが課題であることを明らかにした。
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