研究課題/領域番号 |
18K09683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
土井 一矢 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (80444686)
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研究分担者 |
久保 隆靖 広島大学, 病院(歯), 講師 (60240876)
沖 佳史 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (80806571)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 骨再建 / インプラント / チタン多孔体 / 生体活性 / 多孔性チタン |
研究成果の概要 |
本研究は骨伝導および骨形成促進作用を持つ生体活性チタン多孔体による骨再建後のインプラント支持についての検討を行った.チタン多孔体表面にアルカリ処理を行うことで生体活性性を付与した生体活性チタン多孔体は擬似体液中においてアパタイト形成促進作用を示した.また,ウサギ大腿骨埋入試験において,生体活性チタン多孔体は周囲からの骨伝導を促進することで,他の比較群と比べ有意に高い骨再生を示した.さらに生体活性チタン多孔体で骨再建した部位へインプラント体を埋入したところ,オッセオインテグレーションを獲得し,インプラントを良好に支持する結果を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎骨広範囲骨欠損の骨再建にはチタンプレートなど緻密体の骨再建材料が用いられているが,形態的回復が難しくかつ内部への骨形成は困難である.そのため骨再建後のインプラント治療などは困難であり,十分な機能回復が得られない.チタン多孔体は内部への骨伝導が可能な立体構造を有しており,さらに同部へのインプラント治療が可能である結果を示した.チタン材料で骨再建した部位へのインプラント体のオッセオインテグレーションの確立は初めての報告であり,学術的にも大きな意義を持つと考えられる.
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