• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

栄養・食品多様性の低下に起因する歯科的要因を解明し、フレイルを防止する

研究課題

研究課題/領域番号 18K09684
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

永尾 寛  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (30227988)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードフレイル / オーラルフレイル / 口腔機能低下症 / 低栄養 / 食品多様性 / 口腔機能低下 / 栄養
研究実績の概要

本研究では、超高齢社会の我が国で社会的問題となっているフレイルを予防することを目的としている。食欲低下や食品多様性が低下する「栄養面のフレイル期」には食べこぼし・むせ・噛めない食品の増加などのオーラルフレイルが関与している。歯科的要因と低栄養、食品多様性との関連を調査することによって、オーラルフレイルの進行を抑制し、栄養状態を改善し、引いてはフレイルを改善・予防するための指導・リハビリテーションの指標を提示することを最終の目的とする。
研究実施計画では、徳島大学病院歯科において、治療が終了しメンテナンスを行っている65歳以上の被験者80名に対して、身体社会的要因(基礎疾患、家族構成、居住地域など)、心理的要因(食に対する意識・意欲)、口腔の器質的・機能的要因と栄養状況、食品多様性との関連を調査することとした。またその後、80名をランダムに介入群と非介入群の2群に分け、介入群には3ヶ月毎の栄養指導、リハビリテーション指導を行う予定であった。
調査に要する時間が予想以上に長く、調査時間の短縮を図ったが、被験者が高齢であるため1回の調査時間が長く、被験者のドロップアウト率が大きかったため、機能的要因の調査項目も削除することとして、新たなプロトコールで測定を行っていた。2020年度、2021年度はこの要件で調査を行っていたが、コロナ禍で来院患者の減少やコロナ感染者数の増加により外出を控える高齢者が多く、実験途中で来院が途切れる患者が多くなり、進行が大幅に遅滞している。2022年度、2023年度は新型コロナの影響が小さくなったが、当初計画していた被験者数には達していない。
現在は被験者不足のため、介入群のみ(目標被験者数60名)として研究を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

被験者獲得のために質問用紙の効率化と時間の短縮を行い、測定を開始したが、コロナ禍で来院患者の減少やコロナ感染者数の急増により実験途中で来院が途切れる患者も多く、進行が大幅に遅滞している。当初予定していた介入群と非介入群の2群に分ける程の被験者確保は困難と判断し、介入群60名のみに3ヶ月毎の栄養指導、リハビリテーション指導を行う予定で進めている。
現在、調査完了者は40名である。
以上のことから遅れていると判断した

今後の研究の推進方策

今後は、研究協力者とともに大学病院の教員に研究協力を依頼し、精力的に被験者を集め、延長期間の2024年度には残り20名の測定を終える。この結果から、低栄養・食品多様性低下と関連する要因の検討を行い、低栄養・食品多様性低下を予防・改善するための栄養・食事指導、簡便で効果的なリハビリテーションの有効性を検討する。

報告書

(6件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi