研究課題/領域番号 |
18K09693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
新保 秀仁 鶴見大学, 歯学部, 学内講師 (40514401)
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研究分担者 |
大久保 力廣 鶴見大学, 歯学部, 教授 (10223760)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | CAD/CAM / 人工歯 / 3Dプリンティング / 接着性 / 精度 / 造形角度 / 3Dプリンタ / ナノジルコニア / 耐摩耗性 / 造形角度による精度 / UV硬化型PMMAレジン / UV硬化型レジン / 造形方向 / 適合性 / 3D プリンタ / ナノジルコニア粒子 / アクリルレジン |
研究成果の概要 |
修理用レジンと3Dプリンティングレジンの接着性ではジクロロメタン処理やシラン処理は3DP,ミリングともに有効であったものの,流し込みレジンと比較して明らかに処理効果が低かった.3Dプリンティングレジンの造形角度による精度では225°が最も有意に優れた適合性を示し,サポートの位置が適合精度に関与していると示唆された.ジルコニア配合3Dプリンティング人工歯の耐摩耗性では未配合人工歯はナノジルコニア配合試作3Dプリンティング人工歯と比較して,重量では25.5%の以上減少し,重ね合わせによる検証では17.2μm低い差分を示したことからジルコニア粒子を配合することにより優れた耐摩耗性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科分野へのCAD/CAM技術応用はヒューマンエラーが排除され,均質かつ再現性の高い補綴装置の製作が期待されている.特に3Dプリンタによる製作方法は複雑な形状も造形可能であるため,義歯の製作に関しては有用性が高いと考えられる.しかしながら,依然として製作フローが確立されていない,義歯に必要とされる性質が現状の材料よりも劣ることが指摘されている.本研究は既存の3Dプリンティングレジンを用いて,製作フローによる精度や接着性など,日常臨床に必要な術式に関して検証を行った.さらにジルコニアを配合したレジンを人工歯材料とそて使用することにより,既存の硬質レジン歯の性質に近似させる試みを行った.
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