研究課題/領域番号 |
18K09703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
原田 佳枝 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (60432663)
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研究分担者 |
西村 正宏 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (00294570)
石井 正和 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (00456683)
末廣 史雄 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (40524781)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / オートファジー / 骨再生 / 老化 / 顎骨 / 骨増生 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
高齢(78-80週齢)および若齢(10週齢)の雄性マウス顎骨より細胞の採取に成功し、高齢マウス由来細胞(OMSC)と若齢マウス由来細胞(YMSC)とを比較した。その結果、顎骨OMSCでは形態学的にも老化細胞の性質を持ち、老化マーカー遺伝子についてもmRMAレベルで亢進していることが分かった。一方でオートファジーに関してはマーカー遺伝子LC3、Beclin1、Atg7いずれも顎骨OMSCはYMSCよりもmRNAレベルで亢進しており、基底レベルでオートファジーが更新していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生医療において、顎骨MSCは歯科医師でも簡単に採取出来る有望な細胞ソースであるが、長管骨MSCと比較した研究は乏しく、どのような点が顎骨再生に優れているか不明な点が多い。今回マウスからの高齢・若齢マウス顎骨MSCからの採取に成功し、マウス顎骨OMSCはYMSCよりも老化している一方、オートファジーは亢進していることがわかった。一般的に老化細胞ではオートファジーが抑制されると言われているが、顎骨MSCは一般的な老化細胞と異なる性質を持つことが示され、老化個体におけるMSCsの性質の一端を明らかにすることが出来た。
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