研究課題/領域番号 |
18K09712
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
岡崎 定司 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (80169094)
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研究分担者 |
小正 聡 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70632066)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | PEEK / 部分床義歯 / クラスプ / 床義歯 / 義歯 / 義歯材料 / PEEK |
研究成果の概要 |
一般的に使用される部分床義歯のクラスプは,審美性に劣り,金属アレルギーの場合には使用できないことから,レジンコーティング法やノンクラスプ義歯等の様々な材料や工夫が検討されているが不明確な部分が多い。本申請研究は高性能ポリマーであるPEEKを利用し、今までにない軽量で金属アレルギーの少ない義歯の製作に取り組むことを目的とする。今回の症例ではPEEKを部分床義歯へ応用することにより金属アレルギーにも関わらず咀嚼障害と口腔関連QOLの改善が出来た.今後も臨床件数を増やしていきたい.これからの研究でPEEKの義歯への応用性を明らかにすることで高齢者の口腔関連QOLの向上に寄与できると考える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請研究の学術的特色は、ナノ複合化セラミックスであるナノジルコニアおよび新規材料であるPEEKの融合に着目し,応用することで様々な生体材料への応用も期待できるという点にある.また,ジルコニアに応用しているという点から,生体親和性や審美性,機械的強度に優れたクラスプの創製が期待でき,この結果は医科界・歯科界において多くの患者に普及させることが期待できる.また,本研究を推進することにより,新しい歯科用材料開発のための基本的な知見を得るばかりでなく,ナノ材料工学を医科・歯科学に融合した学際領域において新しい学問体系を構築することが可能になる.
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