研究課題/領域番号 |
18K09719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
吉村 仁志 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40362917)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 口腔癌 / EGCG / アバスチン / カテキン / 血管内皮増殖因子受容体 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌細胞株のマウス移植モデルを用いてEGCGとアバスチンの効果を検討した.EGCGは腹腔内投与し,アバスチンは腫瘍周囲に皮下注射した.腫瘍のサイズを評価し,また組織化学的に検討した.EGCG投与では,腫瘍体積の増大は抑制され,アバスチン投与はさらに相乗的に抑制した.細胞分裂について抗Ki67抗体にて評価し,コントロール群に比較しEGCG投与群やアバスチン投与群では抑制され,EGCG+アバスチン投与群ではさらに抑制された.血管新生について抗CD31抗体にて評価し,コントロール群に比較しEGCG投与群やアバスチン投与群では抑制され,EGCG+アバスチン投与群ではさらなる抑制を認めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔扁平上皮癌は口腔領域で最も一般的な悪性腫瘍の1つである.現在までのさまざまな治療戦略にもかかわらず,生存率は十分には改善されていない.このため治療への新しいアプローチを開発することは重要となる.今回の我々の結果は,血管新生の抑制を介した腫瘍治療におけるEGCGの有用性を示唆したと考えられる.
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