研究課題/領域番号 |
18K09729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
仲宗根 敏幸 琉球大学, 病院, 講師 (40381214)
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研究分担者 |
金城 貴夫 琉球大学, 医学部, 教授 (30284962)
喜名 振一郎 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (40422422)
喜名 美香 群馬大学, 医学部附属病院, 医員 (80578914)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | メトロノーム化学療法 / 高分化型腫瘍 / 口腔癌 / EphA4 / 高分化型口腔癌 / 抗癌剤耐性 / 分子生学的メカニズム |
研究成果の概要 |
高分化型腫瘍は、抗癌剤耐性である。受容体型チロシンキナーゼEphA4 は、子宮頸がんにおいて高分化型由来細胞株においてのみ発現していた。我々は、活性酸素ーSFK-EphA4の経路は抗癌剤耐性を打破しうる有力なターゲットとなる可能性を示した。 術前にS-1が投与された舌癌患者集団においては、術前にUFTが投与された患者集団と比較して、pCRの割合が有意に高くなっていた。さらに術前にS-1 を使用したメトロノーム化学療法を行うと、disease-free survival が有意に改善された。このことから、術前メトロノーム化学療法においては、薬剤の選択が重要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低容量頻回投与で化学療法を行うメトロノーム化学療法において、高分化型腫瘍が低中分化型腫瘍と比較して、耐性であることを報告した。高分化型腫瘍においてはEphA4 が高発現していた。EphA4は抗癌剤耐性に関与している可能性が示唆された。メトロノーム化学療法では、抗癌剤感受性が良好なレジュメを使用することで、早期舌癌患者のdisease-free-survival が改善していた。これにより、高分化型腫瘍の抗癌剤耐性を担っているEphA4をターゲットとすることで、さらなる予後の改善が期待できることが示された。
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