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口腔がんにおける放射線誘導性細胞動態を標的とした新規放射線増感戦略の基盤構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K09739
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

戒田 篤志  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40632097)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード口腔扁平上皮癌 / 放射線治療 / 細胞周期 / Fucci / 機能既知化合物ライブラリー / スクリーニング / 細胞周期動態 / G2アレスト / G1アレスト / ライブイメージング / ケミカルスクリーニング / G2アレスト / 放射線 / 機能既知薬 / 化合物ライブラリー / 口腔がん / 細胞動態
研究成果の概要

本研究課題では、放射線照射後に生じる細胞周期の変化に着目し、その変化を修飾することで放射線感受性を上昇させ得る薬剤を1000種類以上の機能既知化合物よりスクリーニングし、口腔がんにおける新規放射線増感法の構築を目指した。Fucciと呼ばれる細胞周期可視化システムを導入した口腔癌細胞株を用い、Fucciによる蛍光分布を指標にスクリーニングを行ったところ、25種類の候補化合物が抽出された。さらに候補化合物についてフローサイトメトリーおよびコロニー形成法にて細胞周期および放射線感受性への影響を詳細に検討したところ、1種類の化合物が細胞周期を標的とした放射線増感剤となり得る可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔がんに対する放射線治療は、生活の質を維持し得る点からも患者にとって重要な選択肢となり得るが、その治療成績には改善の余地がある。薬剤との併用による放射線増感法の開発は治療成績改善の上で有効な手段と考えられるが、創薬の難しさや新規薬剤による有害事象等のため、その多くが未だ臨床応用に至っていない。本研究課題では、放射線照射により誘導される細胞周期変化を標的とする薬剤を新たに開発するのではなく、すでに臨床応用されている機能既知化合物より抽出したことで新薬開発における多くの障壁を省略することが可能と考えられる。今後、より早期に臨床応用へつなげるためにもメカニズムの解明等、更なる検討が必要である。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 放射線照射後のG2アレスト動態が細胞運命に及ぼす影響2021

    • 著者名/発表者名
      戒田 篤志、小湊 広美、三浦 雅彦
    • 学会等名
      日本放射線腫瘍学会第34回学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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