研究課題/領域番号 |
18K09756
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
河原 博 鶴見大学, 歯学部, 教授 (10186124)
|
研究分担者 |
河原 幸江 久留米大学, 医学部, 准教授 (10279135)
阿部 佳子 鶴見大学, 歯学部, 准教授 (30401334)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ストレス / 精神鎮静法 / ベンゾジアゼピン / 抗不安薬 / 鎮静薬 / 脳内神経系 / 静脈内鎮静法 / 認知症 / うつ病 / マイクロダイアリシス |
研究成果の概要 |
歯科治療ストレスを軽減する方法として現在広く用いられている静脈内鎮静法を、うつ病患者に対して応用する事が妥当性か否か、うつ病モデルラットを用いて高次脳機能の観点から検討した。その結果、静脈内鎮静法薬であるミダゾラム、デクスメデトミジンともに、うつ病モデルラットと健常ラットの、ストレスの認知・認識、不安や恐怖などの情動発現、情動記憶の形成に対して同様の作用を持つことが明らかとなった。 また、歯科治療ストレスを軽減させる新規候補薬として脳ストレスホルモン受容体拮抗薬CP376395についても同様の作用があることを明らかとした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科治療は患者にとってストレスとなることがある。そのような歯科治療によるストレスを軽減させるため、薬物を投与して歯科治療ストレスを軽減させる静脈内鎮静法と呼ばれる方法が現在行われている。本研究は、最近その患者数が急増しているうつ病患者に静脈内鎮静法を応用しても安全なのか、モデル動物を用いて脳内神経活動から基礎的に検討した。 その結果、静脈内鎮静法に用いる薬物は、うつ病モデル動物、健康モデル動物ともに脳内神経活動に対して同様に作用する事を明らかとし、静脈内鎮静法をうつ病患者に用いることの安全性を確認した。また、新たな歯科治療ストレス軽減法薬についても検討を行った。
|