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癌細胞の飢餓を引き起こすケモカインCXCL14の糖代謝制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K09779
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

小澤 重幸  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (40434394)

研究分担者 畑 隆一郎  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 特任教授 (10014276)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード頭頸部扁平上皮癌 / 糖代謝 / CXCL14 / GPRC5B / 頭頚部癌 / 頭頚部扁平上皮癌 / GPRC5b / 頭頸部癌 / ケモカイン
研究成果の概要

CXCL14の受容体となり得るグルコースセンサーGPRC5Bに着目し、癌細胞におけるGPRC5Bの機能解析を行った。頭頚部扁平癌細胞におけるGPRC5Bの発現量は、担癌患者の予後に関与し、GPRC5Bの発現が高い担癌患者は、GPRC5Bの発現が低い担癌患者と比較して、5年生存率が短かった。また、GPRC5Bの発現が高い頭頚部扁平上皮癌は、グルコース依存性が低く、グルコース飢餓におけるアポトーシスを回避することが明らかとなった。また、そのメカニズムとして、GPRC5Bを高発現している頭頚部扁平上皮癌細胞は、グルコース飢餓状態になると、依存する栄養源をグルコースから脂質に変更する可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CXCL14と同様にGPRC5Bの糖代謝における機能解析は、糖尿病について行われたものであり、癌については着目されていなかった。現在、GPRC5Bを標的とした糖尿病治療薬の開発が進んでいる。この糖尿病治療薬を、癌治療に応用することや、ケトン食療法の有効性の評価など、本研究は今後の癌研究の基盤となることが予想される。本研究成果は、はじめて、癌におけるGPRC5Bの機能解析を行ったものであり、新たな治療戦略を立案するためにも意義があるものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 新規エネルギーセンサーGPRC5bは頭頚部扁平上皮癌細胞の無糖培養下での細胞死を抑制する。2019

    • 著者名/発表者名
      金森慶亮
    • 学会等名
      神奈川歯科大学学会 第159回例会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] エネルギーセンサーGPRC5bは頭頚部扁平上皮癌細胞の無糖培養下での細胞死を抑制する。2019

    • 著者名/発表者名
      金森慶亮
    • 学会等名
      第64回日本口腔外科学会学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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