研究課題/領域番号 |
18K09781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
古賀 千尋 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (80258417)
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研究分担者 |
米田 雅裕 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10253460)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口臭 / プロバイオティクス / 乳酸菌 / 枯草菌 / プロバイオティクス効果 / 口腔環境 |
研究成果の概要 |
われわれはプロバイオティクスEnterococcus faecium WB2000がバイオフィルム抑制効果を示すことを示した。また、口臭患者にLactobacillus salibarius WB21 を含むタブレットやオイルを摂取させると口腔内状態が改善し、口臭が減少することを報告した。一方、プロバイオティクスは歯磨剤へ応用しても有効であることも明らかになり、L. salibariusが齲蝕原性細菌を減少させることを報告した。また、最近われわれはE. faecium WB2000がP. gingivalis の増殖を抑制し、揮発性硫黄化合物産生を減少させることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口臭は主に歯周病原性細菌によって産生される。これまでは抗生剤や消毒薬によって歯周病原性細菌を減らすことが行われてきたが、耐性菌や菌交代現象の問題がある。われわれが取り組んでいるプロバイオティクスによる口臭抑制は、細菌を殺すことなく、細菌叢のバランスを改善する方法である。身体にやさしい方法で口腔内環境を整え、口臭を減らす研究であり、今後、さらなる進展が期待できる。
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