研究課題/領域番号 |
18K09784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
倉林 亨 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60178093)
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研究分担者 |
坂本 潤一郎 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40506896)
中村 伸 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (70323699)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | MRI / 口腔 / 舌 / 咀嚼筋 / 下歯槽神経 |
研究成果の概要 |
本研究は拡散テンソルMRI (DTI)や拡散強調MRI(DWI)などのMRI機能画像を利用して、歯科領域の新しい画像診断法を開発することを目的とした。得られた主な研究成果は以下のとおりであった。 1) 健常者を対象として、DTIによるトラクトグラフィを最適化した上で、口腔領域の筋に適用した。その結果、舌口底を形成する筋群の可視化を行うことができた。2) 口腔癌症例におけるDTIの有用性を評価した。口腔癌や転移リンパ節のFA値は周囲の正常軟組織やリンパ節と比較して有意に低かった。口腔癌症例に対するMRI検査では、DTIを追加することによって診断能の一層の向上が期待できると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
拡散テンソルMRI (Diffusion Tensor Imaging, DTI)は、生体内水分子の拡散の異方性を解析するMRIの手法であり、従来の画像では捉えられない病態を検出できる新しい機能的画像診断法として今後の臨床応用が期待されている。我々はこれまでにDTIを歯科臨床に応用し、DTIのパラメータを用いることによって、口腔領域の神経や筋の定量的な評価が可能となることを明らかにした。今後はこれらの病態を評価するための新しい画像診断法を開発し、治療成績の向上に貢献したい。
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