研究課題
基盤研究(C)
メラトニン,細胞増殖因子FGF-2と骨芽細胞を封入した改良型IP-CHA (MFOIP-CHA)に抗菌ペプチドを封入した新規の骨補填材を開発した。本材料は、コントロール群と比較して、骨形成能と感染制御率において非常に優れた結果を示した。以上のことから、本材料は悪性腫瘍や骨髄炎における顎骨切除後のインプラント治療のための顎骨再建術への応用が期待された。
悪性腫瘍や,顎骨骨髄炎などの顎骨切除に対する広範囲な骨欠損に対するインプラント治療のための骨補填材としてアパタイトブロックなどの人工材料を応用した論文は国内外でもほとんどない。また,抗菌ペプチドをアパタイトブロックなどの人工材料に封入し,抗菌能力や,骨形成能力を検討した報告は国内外でもない。骨形成能と抗菌作用をもつ骨補填材を開発し,広範囲な骨欠損に対する有効性を証明する本研究は,悪性腫瘍や骨髄炎における顎骨切除後のインプラント治療のため顎骨再建術の治療応用のために有用であった。
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