研究課題/領域番号 |
18K09794
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松村 香織 九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (20615794)
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研究分担者 |
中村 誠司 九州大学, 歯学研究院, 教授 (60189040)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 疾患感受性遺伝子 / MAPK / 口蓋裂 / マウス / 口蓋突起挙上 |
研究成果の概要 |
口蓋裂の疾患感受性遺伝子を同定するために、本研究では癒合課程の口蓋組織を用いてマウスの口蓋組織形成時における遺伝子発現の変化に着目した。口蓋形成時期前後の硬口蓋および軟口蓋組織を取り出し、遺伝子発現をDNAマイクロアレイを用いて解析した。口蓋形成には多くの遺伝子が関与し ており、さらに硬口蓋と軟口蓋では遺伝子発現パターンが異なっていた。このことから、裂型によりそれぞれ異なるメカニズムで発症していることが改めて考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口唇裂・口蓋裂はヒトの先天奇形の中で最も頻度の高い疾患のひとつであり、日本人では新生児約500人に1人の確率で発生する。現在の治療の主体は外科的治療であり、未だに根本的解決法が存在しない。その原因の一つとして口蓋裂発生時の分子メカニズムが解明されていないことがあげられる。従来の口蓋裂発症機序に関する研究は癒合期の口蓋上皮に着目したものが大半であり、口蓋間葉に着目した研究は少ない。本研究では口蓋突起挙上障害に関連する遺伝子群の同定を行い、将来的な疾患感受性遺伝子の同定につながる成果を得た。
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