研究課題/領域番号 |
18K09810
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
横田 祐介 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (10448128)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 鼓索神経 / 体性感覚レセプター / 味覚 / TRPチャネル / 舌動脈 / 神経生理学 / 舌味覚神経 / 味覚障害 / 抗がん剤 / 一般体性感覚レセプター / 味覚神経 / 温・冷覚 / 触・圧覚 / 舌 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、味覚神経における一般体性感覚レセプターを解明することである。舌の味覚神経である鼓索神経は、触・圧・冷刺激などの一般体性刺激にも応答し、機械的刺激にのみ応答する単一ニューロンをもつことが報告されている。またラット膝神経節ニューロンでは、TRPV1・TRPA1・TRPM8チャネルの発現が認められており、鼓索神経が物理刺激センサーとしても重要な機能を果たしていると考えられる。そこでラットを用いたin vivo実験により、各種チャネルブロッカーを投与した結果、TRPV1・TRPA1・TRPM8チャネルのそれぞれが、冷覚受容体および触覚受容体として複合的に機能していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
広義の味覚は、各種レセプターの解明が進んでいる5基本味 (甘・塩・酸・苦・うま味) を中心にその他の味 (辛・渋味等)、嗅覚、そして一般体性感覚が複雑に絡み合った複合感覚として理解されているものの、その詳細は未だ不明な点が多い。舌前方における一般体性感覚の主たる支配神経は三叉神経 (舌神経) であるが、同部の味覚を司る鼓索神経にも温度および機械的刺激に応答する単一ニューロンが存在している。これらのニューロンは長年あまり重要視されてこなかったが、味覚に影響を与える重要な因子である可能性があり、その解明は今後の有用な知見になり得ると考える。
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