研究課題/領域番号 |
18K09815
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
真野 隆充 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 徳島大学専門研究員 (80325125)
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研究分担者 |
福田 直志 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (10804156)
宮本 洋二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (20200214)
中川 貴之 広島大学, 病院(歯), 助教 (30456230)
栗尾 奈愛 徳島大学, 病院, 講師 (80622141)
石川 邦夫 九州大学, 歯学研究院, 教授 (90202952)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 炭酸アパタイト / コラーゲン / 骨補填材 / 弾性 |
研究成果の概要 |
本研究は,生体内吸収性および骨置換性を有する炭酸アパタイト(CAp)とコラーゲンを複合化することで,より操作性が高い新規生体材料を開発することを目的とする.3%コラーゲンとCAp顆粒(顆粒径:300-600μm)を混合(CAp:30wt%)し,急速凍結(液体窒素),凍結乾燥,熱架橋(24時間)の手順でスポンジ状の弾性を有する複合体の作製方法を確立した.ラット頭蓋骨骨欠損に埋入したところ,顆粒単独では欠損周囲に飛散していたのに対して,コラーゲン・CAp複合体は欠損内部に維持できていた.さらにコラーゲン・CAp複合体では母床骨の厚みは維持できており,骨欠損のみと比較して有意な骨形成を認めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炭酸アパタイト(CAp)顆粒は内側性の骨欠損への充填には適しているが,術中の骨欠損部周囲への飛散や術後の流出といった問題がある.また,顆粒状の形態のため,スクリューやピンなどで固定できず,垂直的あるいは水平的な骨造成に用いることは困難である.そこで,研究代表者らはこれらの問題点を解決するために,アテロコラーゲンとCAp顆粒を複合化することによって,より操作性が高く,スポンジ状の弾性を有する新規生体材料の開発を試みた.
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