研究課題/領域番号 |
18K09816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
徳善 紀彦 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (10723843)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / microRNA / リンパ節転移 / 口腔癌 / 転移関連遺伝子 / 転移 |
研究成果の概要 |
本研究では口腔扁平上皮癌の頸部リンパ節転移予測に有用となるmicroRNA(miRNA)を探索した。口腔扁平上皮癌組織を用いて miRNA マイクロアレイによる網羅的発現解析を行い、腫瘍部において5倍以上の有意な発現変動を示す15種類のmiRNAを同定した。そのうち頸部リンパ節転移と相関し有意な発現変動を示すmiRNAとして唯一miRNA-375(miR-375)を同定した。同定したmiR-375の発現からリンパ節転移予測マーカー検討したところ、有用なマーカーとなる事が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、口腔扁平上皮癌細胞の臨床的にリンパ節転移を認めていない症例については経過観察もしくは予防的頸部郭清術が行われている。経過観察を行った20%の症例では頸部リンパ節に転移を認め、予防的頸部郭清を行った80%ではオーバートリートメントとなってしまう。今回の研究で miR-375 の発現でリンパ節転移の予測マーカーとしての有用性が示唆された。そのため cN0 症例においては生検時にmiR-375 の発現を評価し、miR-375 高発現群は経過観察とし、miR-375 低発現群は予防的頸部郭清を行うことができれば、より治療成績の向上につながること期待できる可能性が示唆される
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