研究課題/領域番号 |
18K09826
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山方 秀一 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (70292034)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | エナメル質 / ランタノイド / ナノ粒子 / 錯体 / 蛍光 / 矯正装置 / 接着 / ボンディング材 / 希土類元素 / 大気圧低温プラズマ |
研究成果の概要 |
マルチブラケット装置は広く知られる矯正歯科治療装置のひとつであるが、装着時の酸処理や除去時の過剰切削などのエナメル質損傷は不可避とされてきた。こうした損傷の回避または低減を目的とし、エナメル質の表面改質方法および撤去時に視認可能なボンディング材の開発を進めている。 当該研究助成により、Y2O3:Eu3+ナノ粒子またはEu錯体を含むウレタンベース光重合型ボンディング材のラボレベルでの合成に成功し、その有用性を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科領域の大気圧低温プラズマ関連研究には殺菌や漂白、象牙質改質がある。しかし、接着強さためにエナメル質表面改質を扱った報告は見当たらない。有機蛍光色素を用いることで上市された蛍光ボンディング材もあるが、劣化しやすいため用途は限定的である。本研究は希土類元素に着目し、ボンディング材への蛍光特性の付与を着想した点で学術的意義が高い。また、新しいエナメル質表面改質法や蛍光ボンディング材の実現は、歯にダメージを与えない治療方法に直結するという点で社会的意義が高い。
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