研究課題/領域番号 |
18K09835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
佐藤 恭子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (70404499)
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研究分担者 |
藤原 卓 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00228975)
星野 倫範 明海大学, 歯学部, 教授 (00359960)
西口 美由季 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10253676)
近藤 好夫 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (30581954)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | Early Childhood Caries / 早期発症型小児齲蝕 / 唾液中細菌叢の解析 / メタゲノム解析 / 16S rRNA遺伝子 |
研究成果の概要 |
早期発症型小児齲蝕は小児歯科領域で近年問題となっており、疫学的調査において乳幼児期の誤った授乳習慣や罹患した小児の経済的状態等の社会的要因との関連性が指摘されている。一般的な齲蝕の原因菌はStreptococcus mutansであるが、早期発症型小児齲蝕の発症はその感染時期よりも早いことが多く、このためS. mutansを原因菌とするのは無理があるように思われ、改めて細菌学的な視点でこの早期発症型小児齲蝕の原因菌を追及した研究はあまりない。 本研究では、早期発症型小児齲蝕を発症した小児の口腔細菌叢を解析し、菌種構成に違いがあることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常の成人型齲蝕とは異なり、いまだその原因菌、発症メカニズムが明らかとなっていない早期発症型小児齲蝕の原因菌の究明を、実際の臨床と近年発達した遺伝子工学的手法を組み合わせて口腔細菌叢の解析を行うという点で本研究は独創的であり、特色とする。また、結果として得られるのは、早期発症型小児齲蝕の原因菌と発症機構の解明であり、これらの結果より得られる意義としては、小児歯科領域あるいは母子保健の領域において、子どもの口腔環境の育成のための指導に役立つ知見および齲蝕の予防の一助となる知見が得られるということである。
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