研究課題/領域番号 |
18K09838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 神戸常盤大学短期大学部 (2019-2021) 鹿児島大学 (2018) |
研究代表者 |
八木 孝和 神戸常盤大学短期大学部, 口腔保健学科, 教授 (10346166)
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研究分担者 |
宮脇 正一 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (80295807)
浅川 明弘 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10452947)
齋藤 充 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (50347770)
安宅 弘司 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任講師 (30563358)
倉本 恵梨子 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (60467470)
前田 綾 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 講師 (10457666)
菅 真有 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (50779973)
小柳 宏太郎 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20806476)
岩井 治樹 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (30452949)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 顎口腔パラファンクション / 副腎皮質ホルモン放出因子 / オレキシンニューロン / ストレス / 咀嚼運動 / 扁桃体 / 筋電図 / 咀嚼 / 三叉神経運動核 / オレキシン陽性細胞 / ブラキシズム / ストレス因子 / CRF / 橋結合腕傍核 / 脳腸ペプチド |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,ストレスと三叉神経系との関係に着目し,ストレス物質である副腎皮質ホルモン放出因子(CRF)の脳内投与,または身体拘束によるストレス発生下で生じる歯ぎしり様運動の発現機構の一端を解明することである。CRFの脳内投与では、咬筋筋電図の発火が増大し、三叉神経中脳路核の近傍の橋結合腕傍核ならびに青斑核に抗c-Fos抗体陽性反応を認めた。拘束ストレスでは三叉神経運動核周囲や視床下部の外側核などの神経核で免疫陽性細胞を認め、c-Fos とオレキシンの二重標識細胞が認められた。以上から、橋結合腕防核、青斑核ならびにオレキシン細胞は歯ぎしり様行動に関与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はストレスと三叉神経系との関係に着目した。ストレス物質である副腎皮質ホルモン放出因子(CRF)の脳内投与,又は身体拘束によって疑似的なストレス状況下を生み出し、脳標本切片と顎口腔系の機能的変化を解析した。その結果、脳内において、ストレス発生時に顎運動と関係がある三叉神経領域や睡眠-覚醒リズムと関係のある青斑核、ならびにストレスとの関係が深い視床下部領域のオレキシン細胞の活動が認められた。以上より、ストレス時における歯ぎしりなどの口腔領域の運動の変調との関与に上記領域が関与している可能性が示唆された。
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