研究課題/領域番号 |
18K09849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
岡 暁子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (60452778)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | TGF-βシグナル / 軟口蓋形成 / Tenascin C / Sonic Hedgehog / 線維芽細胞 / Sonic Hedgehog シグナル / SHHシグナル / 口蓋発生 / 細胞外マトリックス / 細胞外基質 |
研究成果の概要 |
本研究で注目したTenascin Cは、胎児マウスの組織を用いた免疫組織染色により口蓋後方部の間葉組織に強く発現し、軟口蓋形成に重要な細胞外マトリックス蛋白であることがわかった。 さらに、様々な成長因子と呼ばれる分泌タンパクに関連する遺伝子改変マウスを用いてTenascin Cの発現を確認したところ、口蓋の上皮組織に発現するTGF-βレセプターやSonic Hedgehogの遺伝子改変マウスで著しく発現抑制が起きていることを明らかにした。 つまり、軟口蓋形成に重要なテネイシンCの発現を促進する重要な因子としてのTGF-βとSonic Hedgehogの役割を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口蓋は胎児期に左右から成長する口蓋突起が正中で癒合することで形成されるが、このプロセスが障害されると口蓋裂という顔面奇形を生じる。治療は主に外科的な閉鎖だが、軟口蓋領域は組織量が十分でないと理想的な閉鎖は難しい。そこで、閉鎖術の前に十分な組織量を得るための再生医療学的手法の開発が望まれている。本研究は、軟口蓋形成を誘導するための担体を構成する細胞外基質蛋白候補としてTenascin Cを示すことができ、さらにTenascin Cの分泌を促進する因子として、TGF-βやSonic Hedgehogといった分泌蛋白の役割を示すことができたことは、今後の口蓋裂治療においても意義のあるものといえる。
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