研究課題/領域番号 |
18K09851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
五十嵐 薫 東北大学, 歯学研究科, 教授 (70202851)
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研究分担者 |
金高 弘恭 東北大学, 歯学研究科, 教授 (50292222)
菅野 彰剛 東北大学, 医学系研究科, 講師 (20578968)
日原 大貴 東北大学, 歯学研究科, 助教 (60781292)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯の移動 / 痛み / 歯根膜刺激 / 脳磁図 / 歯根膜 / 脳磁図計 / 機械的刺激 / 矯正歯科 / 疼痛 / 体性感覚誘発磁界 |
研究成果の概要 |
矯正歯科治療おいて、歯の移動の際に疼痛が生じるが、この痛みの性質やメカニズ ムについては未だ不明な点が多い。本研究では、矯正学的歯の移動に伴う痛みを、脳磁図を用いた体性感覚誘導磁場(SEF)測定により客観的に評価することを目的とした。研究の結果、下顎第一大臼歯に対する矯正力の負荷に伴い、SEFの頂点潜時には変化は認められなかったが、信号強度は負荷直後から低下する傾向が見られ、除荷直後には有意に低下した。歯根膜機械刺激により生じた痛みの信号は中枢にて弱められる、痛みの緩和機構が作用した可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
矯正歯科治療において歯の移動が生じるときに、患者は大なり小なり痛みを感じる。この痛みは矯正治療のネガティブな側面の一つであり、これから治療を受けようとする患者にとって大きな関心事である。本研究は、この痛みを客観的に評価し、中枢神経系での制御メカニズムの一端を明らかにした。この成果は、従来の痛みの緩和策の再評価や新たな緩和方法の開発に繋がる可能性がある。
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