研究課題/領域番号 |
18K09853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
簡野 瑞誠 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (40345301)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 矯正力計測システム / 高精度6軸センサー / 矯正力 / モーメント / 6軸センサー / 6軸センサー / 結紮法 / 6軸力覚センサー / 治療メカニクス |
研究成果の概要 |
模擬歯2歯に0.018×0.025-inch slot ブラケットを同じ高さに接着し、Orthodontic simulatorを用いて実験を行った。ブラケット間距離は10mmとし、設置するワイヤーにVベンドを付与した。改良型超弾性Ni-Ti合金ワイヤーに加え、ステンレススチールワイヤーおよびβチタンワイヤーの3種類の計測を行った。また、抜歯空隙閉鎖時に用いるエラストメトリックチェーンを両模擬歯に装着して計測することによって、抜歯空隙に2歯が倒れ込まないためのVベンドの大きさ、ワイヤーの種類、エラストメトリックチェーンによる牽引力の大きさの適切な関係を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は、1)剛性の低さからレベリング以外には不向きと考えられていた改良型超弾性Ni-Ti合金ワイヤー(ISW)に様々な屈曲を付与することで、全てのステージでISWが使用可能であることを定量的に示した点、また、改良型OSIMを用いれば、頻繁な取り外しを要するメカニクスでも簡便に測定可能となるため、2)力とモーメントに関するエビデンスを矯正歯科臨床にトランスレーションできたという点、である。さらに、3)高精度6軸センサーを用いたことで、その力とモーメントの弱さ故にこれまで検証されてこなかった、超弾性と形状記憶の特性を有するISWを用いた力系の評価も行うことができた点である。
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