研究課題/領域番号 |
18K09876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野原 幹司 大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (20346167)
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研究分担者 |
松村 えりか 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (30816450)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 嗅覚機能 / 味覚機能 / 食欲 / 低栄養 / 要介護高齢者 / 味覚 / 嗅覚 / 嗅覚障害 / 味覚障害 |
研究成果の概要 |
本研究では要介護高齢者,非要介護高齢者,健常成人を対象に嗅覚機能,味覚機能,食欲,栄養状態を調査した.その結果,加齢にともない嗅覚機能と味覚機能は低下することが示され,その低下は嗅覚機能で著しいことが示された.また,要介護高齢者は非要介護高齢者と比べて嗅覚・味覚機能,とくに嗅覚機能が低下していることが示された.しかしながら,その両機能低下は食欲や栄養状態には影響を与えていない可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
要介護高齢者における食欲低下や低栄養が深刻化している.食欲に影響を与える因子として嗅覚や味覚が挙げられるが,それら機能と食欲の関連が明らかとなれば,要介護高齢者の低栄養改善の糸口が見えてくる.本研究の結果,要介護高齢者では非要介護高齢者と比べて嗅覚・味覚機能ともに低下していることが明らかとなったものの,それら機能低下と食欲とは関連が認められなかった.しかしながら,要介護高齢者においては,嗅覚や味覚機能低下を補うような風味豊かな食事を提供していくことがQOLの観点からは重要であると考えられた.
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