研究課題/領域番号 |
18K09931
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
濱嵜 朋子 九州女子大学, 家政学部, 教授 (60316156)
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研究分担者 |
萩原 明人 九州大学, 医学研究院, 教授 (50291521)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯科 / 医療コミュニケーション / 説明 / 高齢者 / 定期的歯科受診 / 歯科医師・患者コミュニケーション / 歯科医療コミュニケーション / コミュニケーション / 歯科医療説明 / 患者 / 歯科医師 / 歯科医療 |
研究成果の概要 |
評価した歯科医師の説明項目のなかで、他の治療との比較、治療期間および治療の予後において3割程度の患者が十分でないと感じていた。これらの項目では、歯科医師が女性、複数である場合、患者が説明が十分であると評価した割合が有意に高かった。また、多くのコミュニケーション因子において、歯科医師の性別、年齢および診療内容と有意な関連がみられた。多変量解析の結果、患者の通院と歯科医師の説明に対する患者評価には有意な関連がみられた。 高齢患者に対する歯科医師の治療に関する説明の量や質の改善が、ひいては患者満足度の向上や、定期的な歯科への通院を促進する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、急速な高齢社会の進行に伴い、患者全体に占める高齢者の割合が増加している。しかし、歯科領域における年代別の医療者コミュニケーション問題に関する知見は殆ど得られていない。本研究結果から、歯科医師の説明が患者の予防的な通院に影響を与えていることが明らかとなった。そのため、歯科医師の歯科医師の治療に関する説明の量や質の改善を促すことは、高齢患者の満足度の向上や、定期的な歯科への通院を促進につながると考えられる。
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