研究課題/領域番号 |
18K09932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
埴岡 隆 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00144501)
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研究分担者 |
谷口 奈央 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (60372885)
小島 美樹 梅花女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20263303)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | たばこ対策 / 加熱式たばこ / 歯科医師 / 歯科衛生士 / 歯科患者 / ハームリダクション / 口腔細菌 / 微小循環 / 加熱式タバコ / 口腔組織 / 健康意識 / 新型タバコ / 微小循環機能 / 歯肉 / 意識 / 口腔保健医療従事者 |
研究成果の概要 |
タバコ産業は無煙タバコによるハームリダクションを推奨してきた一方、水パイプ・電子タバコからのエアロゾル曝露の健康影響が明らかになってきた。新型タバコの歯学教育実態は低かったが、医学および新型タバコ対応への教育意識は高く、新型タバコを含む禁煙介入トレーニング受講者の介入診療への自信度は高かった。口気中アルデヒド検査に課題があったが、口腔微小循環機能および歯周病由来口臭成分検査を含む歯周病影響による介入は、加熱式タバコ使用を含む禁煙意思の獲得に効果的だった。口腔微小循環機能、舌苔ディスバイオシス、唾液コチニン検査を用いた歯科簡易介入によるタバコ対策加速資源としての歯科領域の可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タバコ産業による新型タバコによるハームリダクションの歯科医療従事者への推奨に対して、本研究では、新型タバコを含む脱タバコ社会実現のため、歯学・歯科衛生教育ならびに歯科医療従事者のタバコ介入への肯定的な意識が確認され、さらに、加熱式タバコを含む新型タバコ等の口腔の健康影響に関する新たな学術的知見が整理された。本研究の成果が歯科学生・歯科医療従事者向けの効果的なトレーニング開発に資することで、WHOが歯科に推奨する簡易タバコ介入の普及の取組が強化される。本研究の成果は、電子タバコならびに加熱式タバコの世界的流行に対し、地球規模でのタバコ対策の加速に歯科領域の面から寄与する第一歩となるものである。
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