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Acinetobacter属菌に対する医療関連感染対策の新戦略

研究課題

研究課題/領域番号 18K09935
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関東北医科薬科大学 (2020-2022)
東北大学 (2018-2019)

研究代表者

遠藤 史郎  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (40614491)

研究分担者 矢野 寿一  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (20374944)
中野 竜一  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (80433712)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード薬剤耐性菌 / 接触感染 / アシネトバクター属 / 空気感染 / Acinetobacter / エアーサンプリング / MRSA / アシネトバクター / 医療関連感染
研究成果の概要

医療関連施設において、薬剤耐性菌は接触感染として対策が行われてきた。接触感染以外の感染経路の可能性を探求するために、環境表面と空気中から培養検査を行い薬剤耐性菌の新たな感染経路の可能性を探求した。フィールドには高齢者介護施設の環境を用いた。環境の培養個所は浴室、トイレなどの計16か所とした。空気培養は環境からアシネトバクター属が分離された場所とした。アシネトバクター属は環境から分離されたものの空気中から分離することはできなかった。一方、空気サンプリング検体からメチシリン耐性黄色ブドウ球菌などの薬剤耐性菌が分離され、これらの菌の新たな感染経路の可能性が高まった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

医療関連感染症の原因として最も多いのが、薬剤耐性菌による感染症である。薬剤耐性菌の感染経路は接触感染であることから手指衛生を中心とした接触感染対策が行われてきた。しかし、一部の薬剤耐性菌においては、接触感染以外の感染経路を想定させる集団発生も報告されていることから、薬剤耐性菌の接触感染以外の可能性を示すことは医療関連感染対策に対して非常に大きなインパクトを与える。本研究結果は、実際の臨床現場において薬剤耐性菌を空気中から分離しており、薬剤耐性菌が空気感染を起こしえる可能性を明確にしたことに意義があり、今後の新たな効果的な薬剤耐性菌の感染対策を講じるうえで重要な知見となった。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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