研究課題/領域番号 |
18K09940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
永井 亜貴子 東京大学, 医科学研究所, 特任助教 (00568678)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ゲノム医療 / がん遺伝子パネル検査 / 倫理的・法的・社会的課題(ELSI) / 情報提供 / がんゲノム医療 / リテラシー / ELSI / フォーカスグループインタビュー調査 / ELSI |
研究成果の概要 |
2019年6月よりがん遺伝子パネル検査が保険適用され、がんゲノム医療は身近なものになってきている。本研究では、がん患者やがん患者の家族、市民が抱くがんゲノム医療に関する期待や懸念、がん遺伝子パネル検査で見つかる可能性がある遺伝性腫瘍に関する結果の家族への共有希望、がんゲノム医療の情報源の現状と提供方法に関するニーズについて、インターネット調査およびフォーカスグループインタビュー調査により把握した。調査結果や日本国内のがんゲノム医療をとりまく現状を踏まえて、今後のがんゲノム医療に関する情報提供のあり方や必要な社会的基盤について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん遺伝子パネル検査が2019年6月から保険適用され、今後、がんゲノム医療は急速に普及が進むと予想されることから、がんゲノム医療に関する倫理的・法的・社会的課題の検討は急務である。しかし、日本で保険診療として提供されるがんゲノム医療について、患者や市民がどのような期待や懸念を持っているかは明らかではなかった。本研究は、がん患者や市民を対象とした量的な意識調査とがん患者を対象とした質的調査の実施により、がんゲノム医療に関する期待や懸念、がんゲノム医療の情報源の現状や情報提供に関するニーズ等を明らかにした。これらはがんゲノム医療を適切に推進していくための基礎資料となるだろう。
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